ご覧いただきありがとうございます。
30代で歯列矯正をした経理サラリーマン 並男(ならお)です。
この記事では、私が歯列矯正を経験した上で、
ブラケット治療中に感じた痛みの様子と、それに対応した食事について、お伝えします。
ブラケット治療の痛みは大きく分けて2種類
歯列矯正は痛い、そんな話はよく聞きますし、実際に経験した身からしても、その通りだと思います。
しかし、その痛みにも、大きく分けて2種類の痛みがあります。
一つは、ブラケットのワイヤーの締め付けによる痛み。
もう一つは、ブラケットが口の内側に擦れる痛み、です。
このうち、締め付けによる痛みは歯を動かしている以上避けようがない痛みです。
痛みの質としては、歯茎の内側(歯や骨)ジワジワと痛む感じです。
この痛みとは「どう上手く付き合うか」を考えるしかありません。
一方の、ブラケットの擦れによる痛みは、避けられる痛みです。
これは、ブラケット装着時や調整時、またはワイヤー調整時に、器具の一部が口の中(歯茎や頬の内側など)に当たってしまい擦れて痛む、というものです。
痛みの種類としては、歯茎や頬の内側の表面がチクチクしたりヒリヒリします。
施術の際に歯医者さんからも「痛くないですか? 当たっていませんか?」と聞かれますが、この時口の中をあれこれ動かしてみて、痛みがないか、引っ掛かりがないかしっかり確認しましょう。
そして少しでも違和感があれば、調整して直してもらうべきです。ここの調整が適当ですと、後になってチクチク、ヒリヒリする違和感が生じてしまいます。
通院後に起こる痛み
先ほどお伝えした痛みのうち、避けられないワイヤーの締め付けによるジワジワとした痛みについてです。
この痛みは、矯正が進む、ワイヤーの締め付けを強くするたびに(つまり、通院するたびに)繰り返される痛みです。
しかし、調整の直後は痛くありません。当日は、わりと普通の食事ができます(さすがに堅いものは食べる気になりませんが)。
痛みが生じるのは、1晩明けてからです。
鈍い痛みが常に続き、ものを噛むとかなりの痛みが走ります。
鈍い痛みの方は我慢できる程度ですが(ひどい時は痛み止めを飲みます)、ものを噛む時の痛みは耐え難く、2日間ほどはちゃんと噛むことができません。
調整から3,4日経つと、ようやく痛みが落ち着き、固いもの以外なら食べられるようになります。
痛みに対応した食事内容
締め付けによる痛みは、通院のたびに繰り返します。つまり、物が食べられなくなるほど痛い日が毎月2,3日ある、という事になります。
その痛みは恒例となってきますので(とはいえ耐性はなかなか付きませんでした)、食事内容もそれに対応したものを用意します。
調整当日から翌日(翌日が一番痛い)は、ヨーグルト、野菜ジュース、ゼリー、ポタージュスープなどが主で、食事に歯を一切使わなくていいものを食べます。
3日目になると、そろそろ噛む食事もしたくなるので、蒸しパンや菓子パン、お粥やリゾット、カップ麺やカップ焼きそば(個人的にはペヤングがおススメですw)なども食べられるようになります。
4日目くらいになると、痛みもだいぶ落ち着くので、普通の食事が摂れるようになります。
しかし、歯を食いしばるもの、固いもの、歯に詰まりやすいものは、1週間~10日くらい経たなければ食べる気になれません。
10日くらい経てば痛みもほぼ無くなり、制限のない元通りの食事が行えます。
そしてその20日後には、ワイヤーの調整が入り、痛みは振り出しに戻る、そんな状態を1年半~2年近く続ける、それが歯列矯正です。
以上、私の歯列矯正実体験にもとづく、ブラケット治療中の痛みと、食事内容でした。
読んでくださったあなたの、何かの参考になりましたら幸いです。