【大人の歯列矯正体験記】矯正治療と仕事の両立について 弊害は? 転職活動に支障はあったか?

ご覧いただきありがとうございます。
30代で歯列矯正をした経理サラリーマン 並男(ならお)です。

この記事では、私が歯列矯正をしていた約4年間で、
歯列矯正が仕事や転職活動に支障があったかどうかを整理し、お伝えしたいと思います。

 

矯正治療に通った回数

ブラケット

私は歯列矯正の為に、約4年間歯科に通いました。4年間というのは、どちらかというと長い方だと思います(2,3年の人が多いと思います)。
私の歯並びは結構悪い方で、抜歯が必要だったのも関係あると思います。

歯列矯正を開始したのが2017年5月で、矯正が終わり定期的な通院を終えたのが2021年の1月です。
45か月間の間に、42回歯科に通いました。

平均すると1月に約1回弱となりますが、矯正の前半は月に2回通う事もよくあり、終盤になると2か月に1回通うようになります。

矯正の予約は基本的には1か月前くらいに入れる為、仕事のある日は避けました。仕事が長引いたり、どうしてもやらなければならない仕事が入った場合、矯正の予定を延期すると、矯正の期間が長くなってしまうからです。

矯正のスケジュールを遵守する為にも、休日に予約をとりました。
とはいえ、毎回土曜日に予約がとれるとも限らなかったので、平日に予約を入れる時は、有休を取得したり、繁忙期でない時期を見計らうなどの工夫をしました。

通院1回あたりにかかる時間(施術の時間)は1時間弱で、休日の時間が大きく削られる事はありませんでした。
しかし、歯科の前後に予定を入れる気はしなかったので(特に外食などはあり得ません)、歯科の日はそれ以外の予定はほぼ無い事が多かったです。
(病院をはしごしたり、髪の毛を切ったりなどの事が多かったです)

 

抜歯した後どのくらいで仕事に復帰したか

通常の通院(ブラケットの調整)などでしたら、翌日に物が噛めなくなる、程度の事で済みます。
しかし、抜歯となると、翌日以降も生活に支障がでます。
とはいえ、街の歯医者さんで行える普通の抜歯でしたら、1,2日安静にしていれば、3日目くらいからは普段通り生活ができました。

抜いた歯

私の場合、抜歯から翌日の3日間は家で安静にできるよう、スケジュールを工夫しました。
私はオフィスワークがメインですが、4日目からは普段通り仕事もできるようになりました。重いものを運んだり、大きな声を出したり、という事だけしないように注意をしました。

肉体労働の人で、特に歯に負担がかかるような人は、もう少し安静にする期間を増やした方がいいかもしれません。
また、話すことがメインの人も、元通りはっきりしゃべれるようになるには、3日では足りないかもしれません。
ただ、普通のサラリーマンでしたら、3日あれば十分回復して仕事に復帰できると思います。

ただし、これは普通の抜歯の場合です。
それとは別に、埋もれている親知らず、特に下あごの親知らずの場合は、他とはちょっと事情が違います。
街の歯医者さんでは抜歯できず、大きな病院の口腔外科などで処置してもらう場合です。

 

私の場合、下あごの親知らずは左右とも埋もれており(埋伏智歯)、さらに横向き(内側向き)になっていました。
手術自体も大変でしたが、抜歯後も1週間近く出血が続き、頬も大きく腫れてしましました。
食事や会話がなんとか不自由なくできるようになったのも、1週間経った頃です。

 

親知らず抜歯後

その為、このような大きな抜歯の場合は、1週間ほど休むようなスケジュールを組んだ方がいいと思います。
無理は禁物です。ですので、抜歯手術自体を閑散期に行うようにすべきと思います(私はゴールデンウィークの長期休暇の間に抜歯しました。そのおかげでゴールデンウィークは寝たきりでしたが…涙)。

ただ、1週間休みが取れる人も多くないと思います。
私も半日出勤などして、口に負担がかからない事務仕事などを中心に、無理しない範囲で働きました。
リモートワークできる人なら、それをうまく利用するといいと思います。

一方、激しい力仕事や人前に出る仕事、明るさなどが求められる接客業場合は、1週間でも足りないと思います。
事情を話して負担のない仕事を回してもらいつつ、一日も早い回復に努めるのがよいと思います。

 

抜歯について、詳しくはこちらの記事にまとめています↓

抜歯体験談 注意事項と仕事復帰

親知らず(埋伏智歯)抜歯体験談 仕事復帰には時間がかかった

 

歯列矯正と転職活動

私は歯列矯正中に転職活動をしました。
歯列矯正をしている事が転職活動に悪影響があったかと言われれば、そんな事はまったく無かったと思います。
もちろん面接などもしましたが、その際に矯正していることを指摘されたり尋ねられたりすることもありませんでした。

転職活動を始めたのが歯列矯正を始めてから1年後、ブラケットの装着にもすっかり慣れた頃だった、というのも大きかったかもしれません。
また、通院の翌日に面接を入れるような無理な事はしませんでした。

結局、転職先の会社の人に歯列矯正をしている事を話す機会は最後までありませんでした。
それくらい、転職活動において歯列矯正の存在は小さかったです。

ただ、私は表側に装着するスタンダードなブラケットを使用していたので、会話した人なら私が歯列矯正をしている事はわかっていたと思います。

これが、裏側に装着するブラケット(リンガルブラケット)を使用していたら、私が歯列矯正していることは、自己申告でもしない限り伝わらなかったかもしれません(その場合、私は「ちょっと活舌が悪い人」という印象を相手に与えるだけになってしまいます)。

ちなみに、私が通っていた矯正歯科は自宅の近所にあり、私は転職先を自宅から通える範囲で探していました。
これが、転居を伴う転職を考えていた場合、歯科への通院が問題になってしまいます。

歯列矯正が転職に支障を及ぼすとしたら、通院があるので転職先の候補が絞られる点かもしれません。
とはいえ、月1回の通院でしたら、通院に2,3時間程度かかったとしても人によっては許容範囲かもしれません(通院と転職先どちらに重きを置くかの選択です)。
また、転居することで今までの歯科に通えなくなった場合は、最悪歯科を変える事になると思います。これは、矯正の観点からすればよくないので、なかなか難しい問題です。

 

歯列矯正と社内の付き合い

歯列矯正をしていると、正直社員同士の交流やイベント、レクリエーションは億劫になります。(もともと、そういうものが苦手なタイプではありますが…)

というのも、会社の付き合いは多くの場合飲食を伴うので、ブラケットを付けた状態で不自由なく飲食し歓談するのは、なかなかテクニックが要ります。肉などがブラケットに挟まった状態では、満足に会話できません。
歯や器具に引っかからないようなものを選んで食べるようになり、余計な気遣いが一つ増えます。

その辺りを上手くやりくりしても、ノリというか勢いというか、そういうものが普段よりは上がってきません。
歯列矯正中はお酒もほどほどにして、1次会でささっと帰りたい気持ちになります。

とはいえ、気心の知れた仲間内で飲む場合は、相手も私が矯正中というのもわかっているので、わりと普段通り楽しむことはできます。

飲食以外でも、気持ちの部分でなんとなく、人前に立って目立つことはあまりやりたくない気持ちになります。

宴会やレクレーションの仕切りが、社内営業や上司の評価に影響するような会社でしたら、歯列矯正で消極的になるのは仕事にとってマイナスといえます。

 

歯列矯正とスキルアップ

昨今のビジネスマンにとって、就業時間外のスキルアップや自己研鑽は当たり前の事になっているかもしれません。

私の場合も、経理関係の資格試験を定期的に受験していました。
歯列矯正は、こういったスキルアップの活動にマイナスの影響を及ぼすかという話ですが…、むしろプラスに働く事もあると思います。

普通に考えれば、定期的な通院で時間が奪われ、気を遣う事項が一つ増え、歯が痛むことがあれば勉強に集中できない…。それはある部分では事実です。
しかし、歯列矯正をしているとあまり遊びに積極的になれない為、どちらかというと家に籠りがちになり、それが勉強するには好都合だったりします。

地道な継続活動という点では、スキルアップや資格取得と歯列矯正は相性がよく、なんなら1セットにして挑むのもいいと思います。

 

以上、私の歯列矯正実体験にもとづく、歯列矯正と仕事の両立、転職活動への影響について、でした。

読んでくださったあなたの、何かの参考になりましたら幸いです。

 

 

 

 

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