ご覧いただきありがとうございます。
30代で歯列矯正をした経理サラリーマン 並男(ならお)です。
この記事では、私が歯列矯正を行って考えた、歯列矯正は人生を豊かにするかどうか?
をお伝えしたいと思います。
歯列矯正をする/しないの二択ではなく…
このブログでは、大人になってからの歯列矯正について、私の体験談をまとめてきました。
今回は少し趣向を変えて、「そもそも大人になってから歯列矯正をすべきかどうか」について考えたいと思います。
良い歯並びは魅力的ですし、コンプレックスの解消、健康面での恩恵など様々なメリットがあります。
費用は、一般的には50万円~150万円ほどと思われますが(歯の状態や器具の選定によって異なります)、それだけのお金を出す価値はあると思います。
歯や健康は一生ものですし、コンプレックスを引きずって生きるより、自己肯定感を上げて生きる方が楽しいに決まっています。
しかし、歯列矯正をすることはまた、別の機会を失う事でもあります。
歯列矯正をすることで失うものがある人、そんな人は歯列矯正が本当に必要かどうか、考え直した方がいいかもしれません。
なぜなら、健康は歯並びだけに起因するとは限りませんし、コンプレックスは単なる気の持ちようで解決する場合もあるからです。自己肯定感を高める方法は、歯列矯正以外にもたくさんあります。
歯列矯正をしなければできたかもしれない事
私に関して言えば、もし歯列矯正をしていなかったら、その分の時間とお金、労力を何に使っていたでしょうか。
語学の勉強に充てていたかもしれませんし、最新のゲーミングPCを買ってゲーム動画を配信してユーチューバーになっていたかもしれません。
起業していたかもしれませんし、株に投資して成功していたかもしれません(これに関しては失敗している可能性の方が高いですが)。
妻と何度も旅行に出かけていたかもしれませんし、会社の人ともっと深い交流を持って趣味の仲間ができていたかもしれません。もちろん、何もしなかったかもしれません。しかし、歯列矯正をしなかったら、それはそれで別の、人生を変えるような出来事が起こっていたかもしれません。
矯正期間中は蕾の状態か?
私は歯列矯正の期間中、自分は蕾のような状態だと思っていました。
花開くのはもう少し先(矯正が終わってから)だと。まるで浪人生のように。
しかし、社会人においては浪人生の状態などはありません。花開くチャンスはいつめぐってくるかわかりません。そんな時、歯列矯正中だからと、チャンスをみすみす逃してしまうなら、それは歯列矯正をする事の弊害と言えます。
私自身、そのような状態でした。歯列矯正中は何事にも、つい消極的になってしまうのです。とはいえ、ならば自分はもっと何事にも積極的に取り組んでいけたかと問われれば、そうとは限りません。
やはり歯列矯正はなかなか苦しいです。通院してブラケットを調整するたびに、食事が満足に取れないほど歯が痛みます。
お金や時間だけでなく、そういう心理面でのコストもある。歯列矯正をする前に、その事は知っておいてもらいたいです。
もしあなたが、今が人生でアクセルを踏み込む時、花開いている時、という状態でしたら、歯列矯正はおススメしません。今の状態を保ち、さらに高めてください。そして、そんな状態から一息つくような時が来たら、その時は歯列矯正に取り組むタイミングだと思います。
一方、あなたが今は人生でも我慢の時、力を蓄える時だと感じているのなら、歯列矯正をお勧めします。そういう状態と歯列矯正は、非常に相性がいいからです。
では、私は歯列矯正をした事に満足しているかと問われれば、答えはYESです。
間違いなく満足しています。失ったかもしれないものを、私は気づくことができないからです。
以上、私が歯列矯正を体験して、歯列矯正が必要かどうか考えたことをまとめました。
読んでくださったあなたの、何かの参考になりましたら幸いです。